為せば成る、為さねば成らぬ成る業を、成らぬと捨つる人のはかなき。

（武田信玄）

老いたる親のためにする考こそ、いと考と思う。

（『落窪物語』）

生者必滅、会者定離。

（源平盛衰記）

男子志を立てて郷関を出る、学もし成らずんば死すとも帰らず。

（月性）

命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。
この始末に困る人ならでは、艱難を共にして、国家の大業は成し得られぬなり。

（西郷隆盛）

神仏を崇びて神仏を頼らず。

（宮本武蔵）

人生のバッターボックスに立ったら、見送りの三振だけはするなよ。

（小林茂）

傷ついたのは、生きたからである。

（高見順）

登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。

（吉川英治）

一人いて悲しい時は二人いると思え、
二人いて悲しい時は三人いると思え、
その一人は親鸞なり。

（親鸞）

───　今まで色々な言葉を掲載しましたが、これ以上に優しい言葉は、寡聞にして知りません。